クリニックについて

About

のら猫を取り巻く問題は
多種多様です。 当クリニックのある長崎県は、
殺処分ワーストの県に入っています。

その内仔猫の割合は85%にもなります。この他にコロナ禍でのペット需要の高まりによる飼育放棄や高齢化社会による病気や入院で行き場を失ったペット達による、のら猫の増加も懸念されます。
これらの問題の根底にある のら猫の過剰繁殖を防ぐことを目的とし、その為の"TNRM" "地域ねこ活動"の後押しができるよう避妊・去勢手術に特化した専門のクリニックです。

TNRM

  • のら猫の迷惑行為が人の生活に及ぼす影響や殺処分数を抑える
  • 繁殖制限と、人にとって迷惑とされやすい 発情期特有の鳴き声やマー キング行動の抑制を行うことが目的です。

地域ねこ活動

  • 飼い主のいない猫の問題を「地域の環境問題」として住民・ボランティア・行政が協力し暮らしやすい街づくりを目指す活動。
  • 避妊・去勢手術を終えた猫は、発情や出産のストレスから解放されます。ケンカもしなくなり、エイズや白血病など感染症の予防にもなります。地域猫として毎日きちんとご飯をもらい、適正に管理されれば、一代限りの命を穏やかに過ごすことができます。
  • 猫を排除するのではなく、猫と人が共に生きていけるよう「猫でお困りの方を助ける」対策です。
耳先のV字カットは手術済のしるしです。オス♂は右耳メス♀は左耳/手術時に耳先をカットするので、
ねこへの負担もありませんしこの目印がある事によって手術目的での捕獲対象となりません。(再捕獲防止)

のら猫の現状は1頭でも多く、1日でも早い段階で手術を進めていかないと変わりません。

低料金設定や捕獲・送迎のお手伝いをサポートすることで、間口を広く・敷居を低くする。

避妊・去勢手術の浸透を図り 「気軽に」「素早く」TNRMを行う土壌ができ殺処分ゼロまでの道のりが加速していけるよう病院を通じて情報交換やコミュニケーションの場になっていくことも大きな役割だと思っています。